需要は高くても現実は厳しいアプリ開発業界

アプリ開発会社に就職する場合、当然のことですがプログラミング能力が必要です。JavaやObjective-Cといった言語をきちんと習得していることが求められます。とは言っても、新卒の場合は実務経験がなくとも知識があれば多くの場合採用されるのが魅力です(転職の場合は、未経験ですと採用されにくいのが現状です)。

晴れて入社した暁には、その会社が責任を持って研修をしてくれます。最初は指定されたアプリの企画に沿ってひたすらコーディングをしていくことになります。その仕事に慣れ、しっかりと成果を出せるようになれば、アプリのデータベースを管理したり、新しいアプリのデザインを行ったりと、様々な業務を任されたりするようになって報酬もアップするでしょう。スピードが命の業界ですから、使える人材と判断された人をどんどん使うのが理にかなっているのです。

とはいえ、近年の起業ブームのためおびただしい数のアプリ開発会社が存在しており、競争は月日を追うごとに熾烈になっています。安定した収益を得ており、経営に困らないアプリ開発会社はほんの一握りなのが現状なのです。昇進を果たしても、同じ会社で働き続けられるとは限りませんし、企画の質が下がって売り上げが落ちてしまうとリストラされてしまうこともしばしばあります。

しかし、こうした厳しい状況から、あえて独立して開発をする人も増えています。現在は、自分でアプリを製作し自分で公開することもできます。自らの能力やセンスに自信を持っている方は、アプリ開発の基本を押さえた上で挑戦してみると良いでしょう。